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ポストカード課題がおわった
前の名刺の課題は消化不良だった。先生にも言われたけど、後悔の残るできだった。だから名刺の課題がおわっても日記にかけなかった。
だから、今回のポストカード課題は、後悔はしたくないし、「なんとかできた…」じゃなくて、「できたっ!」「やったでっ!」っていうふうに思いたかった。
けど、ものすごくコンセプトを決めるのが遅かった。先生も見かねて、メールをくれたりサポートしてくださった。
なんとかコンセプトも決まって、ラフも決定して、いざ制作に入ると今度は写真がうまく撮れなくて困った。気があせってあせって、ちょっと余裕もなくなってしまった。とりあえず写真を撮るんだけれど、使ってみると、全然イメージと違うものになってしまって、1日マシンに向かってても、ちっとも進まない。絶望的な気持ちになった。焦りばっかり出てきてしんどかったな。もう、イメージ違うけど、このまま今の写真を使おうか…とも思ったけど、「いや、あかんやろっ!」と思って、夜から、あーでもないこーでもない。と部屋で写真を撮った。朝日が出てきて、部屋に光が入ってきたので、今度は押入れの荷物を出して、照明を持ってきて、スタイリングして撮った。ちっともうまくできなくて、ほんとに呆然となってしまった。その時ふと思い出したことが2つあった。
1つは、フジコ・ヘミングの本で読んだ内容で、自分が納得するまでやってみる。っていうことが書いてあったということ。
もう1つは、わたしの大好きなお店のお姉さんとアンティークを見ているときに、「ここが素敵」「こーしたら素敵に見える」と言っていたこと。おねえさんのお店のアンティーク達はいちばんチャーミングに見えるように飾られている。
この2つを思い出した。
わたしは、とりあえずシャッターは切っていたけど、素敵に見えるようにスタイリングしてなかった!ということに気がついた。置いて撮っただけ。ということに気がついた。なので、カメラを一旦置いて、1つ1つのモチーフを色んな角度で見てみて、素敵に見える角度を探した。素敵に見えるように置いてあげようと何度も試してみた。一旦今までの写真のイメージとか置いておいて、素敵に見えるっていうことだけを考えてスタイリングしてみた。そして、シャッターを切った。考えながら、自分がいままで集めてきたアンティーク達を引っ張りだしてみたり、とりあえず、思いついたことはやってみた。もうこれ以上は考えられない。と思ったところで、タイムアウト。実際使える写真が撮れたかどうか実感がなかったけど、データを見てみると、奇跡のショットが3つくらい見つかった。直感で、1つに決めた。そこからは、サクサク作業が進んだけれど、途中でわからなくなることもあったし、進んではこけての繰り返しだった。
けど、頭の中にあるのが、「自分が美しいと思うもの」を作ろう。「違和感を感じたら絶対どこかおかしいんだ。」と思って出力しては、じっと見てを直してを繰り返して先生達にもたくさんアドバイスをもらって作業を進めてきた。
おかげで、できあがった。
発表もできた。けど、やっぱり不安だった。
実際取材をしたお店の人は気に入ってくれるのか…って。たぶん、お店の雰囲気とかからは離れていないけれど、どーなんやろ?と思ってしまった。
で、お店に行って、みてもらったら、喜んでくれた!嬉しいっ!よかった!うれしいっ!ほっとした。
ほんと、よかった。ちょっと、成長した気がした。次の課題はさらに大変だけど、ふんばってみようと思います。
ちなみに、奇跡のショットはこの押し入れから生まれたのです。

いまだに片付けるのが面倒スカイ!