おばあちゃんちから見えるこの景色がなんか好き。右手に見える緑の物体は、井戸です。昔よく遊んだなーこの前帰ったら、壊れてました。嫌いだったものが好きになって。好きだったものは、懐かしくて。
そうそう。おばあちゃんちのあたりは、みかんの生産地。みかん山を見ると、段々畑の壁に石をはめこんでいる。これが、いいんだとお父さんが言っていた。太陽の熱を吸い込んだ石は、夜になってみかんの木の根っこを暖めてくれるから、おいしいみかんが獲れるんだと言っていた。なんで、石を積んでんのかなーと思っていたけれど、すごくなるほどーと思った。木を暖める。まるで人のように扱っているんだなー。
