カンパネラ

去年、とつぜん今まで聞いてた音楽を聞くのがしんどいな。って時があった、でも、音楽がない通勤なんてかんがえられなくて、何を聞こうか?と思ったときに手にとったのが、「フジコ・ヘミング」のCD。まず、歌詞がなくて、聞き流しやすいクラシックがいいと思ったけど、オーケストラみたいな、派手で力のある音楽より、ピアノだけ。とか、楽器があまり使われていないものがいいと思った。フジコ・ヘミングをよく知らない私だったので、なんかよくわからないけど、聞いてた。けど、何気に、CDのブックレットを読んで衝撃を受けた。ピアノを弾くのに、片方の耳が聴こえなくなるなんて!!!そして、世の中の人に自分の演奏を認めてもらうまでがまた、時間がかかっていて、この人はどんな気持ちでいたのだろう。どんなことを考えているのだろう?と興味が出たので、さっそく本人の書いた本を買った。大小さまざまな衝撃を受けた。ちょうど、自分も精神的にしんどい時期だったので、彼女の書いていたこと(うろ覚えだけど、チャンスがいつ訪れるかわからないから、その時に全力を尽くせるように、がんばらなきゃ。。みたいなこと)を信じて、いつかの為の準備なんだと思ってしんどい時期にどっぷり腰を据える決心をしたと思う。
そして、いつか彼女のピアノを聴いてみたいと思った。
そして、今、イープラスから、フジコへミングが神戸でコンサートやりまっせーと知らせてくれた。
ううううぅ。いくしかないよなー。たったかい。。。
あの時聞いてた「カンパネラ」はとても切なくて、つめたくて、悲しい感じがしたけれど、今の私が実際の音を聞いたらどんな思いをするんだろう?やっぱ聞いてみたいな。