おしゃれ好きと服好き

おしゃれが好きと服好きは似ているようで、ちょっと違うと思う。
彼女達をパッと見た感じは変わらないのかもしれないけれど、洋服に対する選び方が違うんだ思う。
わたしの認識でいうと、おしゃれ好きというのは、今のトレンドなんかを意識しつつ、自分らしさを出すのに古着を入れてみたり、さらっとプチプラなブランドのアイテムを入れつつ、すごくその人に似合っていて、そして、今っぽくおしゃれ!に見える。というのがおしゃれ好き。
服好きは、流行などは確かに意識はしてるけれど、基本は自分が好きな服。意識はその服の生地のさわり心地や、着てみたときのデザインや、細部にまでこだわりを感じるとか。デザイナーのあそび心を感じられるだとか。洋服単体のもつ魅力に取り付かれてる人。
つまり、おしゃれ好き。というのは、その服をまとう自分がちゃんと自分の思うおしゃれに見えるか。ということに意識が向いていて、服好き。というのは、洋服から伝わる意思や、それを着たときの美しさ。そんなものに向いていると思う。(もちろんこの人だって、その服が自分に似合わなかったら着ないから、似合うものを買うと思う。)

わたしは、完全に服好きの人であります。ハンガーに吊るされている状態で見てもピンと来ない洋服なのに、実際着てみたら、ラインが美しく見えて、どうしようもなく魅力的な洋服になる。とか、小さなこだわりがしっかりあって、デザイナーの遊び心やこだわりが見える洋服だとか、その1着から見受けられる行間や、奥行きが伝わり、心のどこかをきゅっとつままれるような洋服。挙げたらきりがないのですが、とにかく魅力ある洋服達に心を躍らされてしまうのです。ついつい、あー来月、再来月無理をしたらこの美しい服がわたしのものになるのか…と思うと、「それじゃあ、これ!もらいます!」と言ってしまうのです。

しかもわたくし、アンティークも大好きですし、ライブや舞台も行きたいし、最近は着物にまで興味を示しているし、アウトドアのグッズも揃えたい。とか考えている。もちろん食器や、生活雑貨、家具や調理器具。そんなものも揃えていきたい。もう欲望の塊なのです。物欲まみれ。
自分でも欲張りやなーとは思ってます。でも、なるべく自分のしたいように生きたいので、がんばって働くであります!


そんな物欲まみれのわたしにはなんとなくこーなりたいなーという理想の像があったりします。
お店の人に「この人に選んでもらえたら、なんかいい仕事したな。って思う。」といわれるような目利きみたいな人になりたい!
昔、アンティークのお店のお姉さんが品の良い女性が来て、ぱっと置いてあった鏡を買っていったときにそう思ったらしいです。その品の良い女性はアンティークに詳しく、センスがいいものをぱっと選んでいくと、ちょっとした有名人らしく、その人に買ってもらえたことがうれしかったんですって!とても素敵な話だなー。と思って覚えているのです。

そういう人にいつかなりたいと思っているのです!

まー結局なにが言いたいかというと、えへへ、プレセールのはがきが来て、覗きに行ったら素敵な洋服見つけて買っちゃったんだ…てへへ。。。ほらわたしってば、服好きだからさ…っということ。

この前白州正子の本を買って、あー美に対する意識が私は低すぎる…と思ったり…ということがあったのです。

ちゃんちゃん。