大家さん

昨日ですね、お家賃を大家さんのところへお支払いに行きました。
今日は大家さんのことについて書こうと思います。

わたしはですね、このアパートに住んで2年弱。ほんとに、大家さんにお世話になりました。夜中に火災報知機がどこかで鳴った時。一番にかけつけてくれて、安全を確かめてくれました。毎日毎日。アパートの共用部分というんでしょうか、階段や廊下をいつもきれいにそうじしてくれています。アパートの前の自転車も、きれいに並べてくれて…夜中に雨が降ったときには、サドルを拭いてくれてたり…ちょうど大家さんが、自転車を並べているときに、出会うと気持ちの良いあいさつで送り出してくれます。夜遅くに帰ったときに会えば、わたしが、アパートに入るまで見届けてくれるのです。わたしの自転車のチェーンがはずれてしまって、元に戻し方がわからないのと、自転車屋さんに行く時間がなくて、ほおっておいた時は、大家さんが、チェーンをちゃんともどしてくれて…でもあぶないから、自転車屋さんに持っていくんだよーと電話をくれたこともありました。共用部分にわたしの苦手な鳥が入ってきて、出れなくなって、どうしようもなくなって大家さんに電話をしたら、すぐに追っ払ってくれました。。。

ほんとにね。たくさんたくさんお世話してもらったんです。
不安なときも、大家さんが隣にいるから、きっと大丈夫。って思って生活してきたんです。

でもですね。大家さんもお年で、足が悪いみたいで、今年に入ってから元気がないなーと思ってたんです。
もしかしたら、大家さんがここの管理をできなくなる日がそう遠くない日にやってくるかもしれないなーとなんとなく思っていました。

そしたらやっぱりですね、お体を悪くされて管理ができなくなったので、10月からこのアパートを手放されるとのことだったのです。そして、昨日お話をしていると、やっぱり最後までやさしいというか、心遣いに感動してしまって。

少しからだが一回りちいさくなったように見える大家さんを見ると、ゆっくり休んでこれからの生活を楽しんでほしい。と思いました。でも、やっぱり心細くて、さびしいのは、まだわたしが自立していないのでしょうか?

わたしの周りではあなたも動く時なのよと、新たな環境にゆるやかに移行しつつあるような気がします。
でもきっと大丈夫。